退職代行を依頼する時の葛藤
数年前、退職代行SARABAさんに依頼して、退職をした。
その時の退職理由はいろいろあるが、私が条件と違うから辞めたいと言っても、なかなか辞めさせてくれなかったのが主な理由である。
退職代行を使うともう、その会社(派遣会社)では働けない。
お金もそれなりにかかるし、あくまでも最終手段なのだ。
もう、退職代行は使うことはあるまい!と当時、そう思った。
しかし、今回、労基に相談(休み時間が満足にとれない、残業できなくて家に持ち帰って仕事をしている)に行くほどのひどい職場で、日曜日の夜から「明日仕事、行きたくない!」と眠れなくなった。
この職場(以下B社)では他にも嫌なことはたくさんあった。正規職員(上司のみ)、契約社員、派遣の身分制度があり、派遣の私はカーストの下の下の扱いであった。ピラミッドの頂点はもちろん上司。
私はこの職場では資格や専門知識、経験があるので、年長の私をそういった扱いをして、他の社員たちのストレスを発散させているようでもあった。江戸時代の身分制度か。同じ仕事をしているのに、派遣だからと、耐え難い屈辱。派遣の方が楽な仕事とか内容が簡単だったらそれでもいいんよ。今回はどう考えても、この扱いはひどい!
その日、日曜日も家でも職場の持ち帰りをしていて、家では4時間くらいPC作業をした。
バカバカしくなった。なんでこんなにやらなきゃならないんだろう!
だいたい上司(以下ハゲタコ)が狂っている。コミュ障。無能。大したことないのに威張った態度で自分の上の人にはポチ状態。常時、ネットサーフィン。ものぐさ。部下の仕事内容が分からないから、問い合わせにも応じられない。管理職なのに、マネジメントできていない。
B社やハゲタコに対して、許せない気持ちがどす黒く溜まってきた。
逆に私を辞めさせたいのではないのだろうか?
同僚にはやさしくて良い人もいたので、いきなり辞めるのは悪い気がした。私がこの職場を去ってもこのハゲタコにはダメージはないだろう。同僚が私の穴を埋めるのに大変になる。
でも、頭と体が動かなくなってきていた。1週間前に精神科へ行っていた。処方された薬を飲むとすごく口の中が乾燥する。退職して1か月経ったが、頭がぼーっとして働かない。これがブレインフォグって奴か。
こうなる前にハゲタコに相談すれば良いのでは?「報連相」は重要だよ。って
それは上司が正常な場合だろ!そもそもハゲタコにまともに話が通じないんだよ!
全部、部下のせいにすんなや。ハゲタコも半分は悪いんだよ。
だいたい、私が挨拶したって、ハゲタコは私を無視していたんだから。
私の勤務開始日さえ間違って伝えたくせに。こっちはちゃんと確認したんだよ。
しかも、勤務の締め申請メールも承認し忘れているし。私には当日に送るように言っているくせにね。
こんなんだから、派遣元に相談しても変わらなさそうだし、派遣って立場弱いから、相談すると気まずくなって、ますます自分の立場が悪くなるんだよ。上司に恥じをかかせたってね。
例え相談して、少しは環境が良くなったとしても、すでにこのような扱いをするようならば、そうまでして働く価値ある職場かと思った。
日曜日の夜、明日のために早めに布団に入ったが、悶々と考えてしまい、睡眠薬を倍の量を飲んでも寝付けなかった。
時間は無情にも流れていく。午後11時くらいになった。
もう、だめだ!仕事いけないーーー!
と退職代行に依頼することにした。
退職代行に依頼
退職代行に依頼するのも最低でも2万円かかるから、そんなに気軽に利用することもできないが、
もう、無理!この職場と関わりたくない!話しもしたくない!と思った。
最初、一番、安い料金と思われる退職代行業者から申し込みを始めた。
しかし、日曜日の深夜の申し込みだったので、24時間受付とあっても、すぐにLINEの返事(AIによる返信)は来たが、
「朝〇時から順番に受付を始めます。」
というところが多かった。
私は月曜日の始業開始時刻に職場に退職の意を使えてほしかったので、すぐに「生きている人間」に連絡がつく退職業者に依頼したかった。
そこが、退職代行サービス【モームリ】だった。
依頼料金は税込み22,000円。私にとって支払う価値は十分にあった。
申し込みのLINEを送るとすぐに返事が来た。ヒアリングシートを書いて送った。
モームリさんはなぜ辞めるのかもう少し詳細に述べてほしいと返事があった。
というのも、派遣の場合は辞める理由を詳細に述べないと派遣元が納得してくれないそうである。
モームリさんの実績のノウハウを感じた場面であった。こういった人に依頼したかった。
私は退職理由を精神科に行っているということも含めて、長文で返事をした。その後、返却物や職場にある私物の扱いについて確認を受けた。
その後、納得したので、依頼書を送って、クレジットで料金を支払った。
そうしたら、すぐに、
■「明日(月曜日)から出勤せず、有給休暇取得の後、退職」の旨を始業時に連絡してくれること。
■会社へ連絡する前に、LINEで私に教えてくれること。
■会社からは連絡が来ても出なくて大丈夫。
というLINEの返事があった。
申し込みからここまで、1時間で済んだ。その1時間も私のヒヤリングシートや退職理由、支払いの時間が大部分で、モームリさんのレスポンスはとても迅速だった。しかも、返事の節々に思いやりを感じられた。
本当に助かった!少し涙がでた。
月曜日の朝(退職代行実行当日)
9時前にモームリさんから連絡する旨のLINEがあった。「お願いします!」と返信した。
17分後に派遣元へ退職について連絡したことを知らせるLINEがモームリさんからきた。
もう決着がついて、会社から連絡が来ても、モームリさんで対応してもらえるので、出なくて大丈夫とのことだった。
マジですか!こんなに簡単に!
私が退職を申し出たら、「なんでですか?」とか詰問されて、何度も電話されて、契約ですからって、揉めていただろう。
ほんとに有能!お見事!
しかし、派遣元の営業が私の携帯に電話をかけてきた。
もちろん出なかった。
そのために、その職場を辞める理由をモームリさんに詳細に伝えたのだ。
派遣元の営業からの留守電には「本人からの申し出でなければ退職は認められない!」とあった。
その後、労働組合のあるモームリさんに委任状を送り、委任状があることで派遣元を納得させたようだ。
いきなり、退職を告げられた派遣元としては、ショックを受けるだろう。申し訳ないと思っている。
(実は逆に会社からの電話にでると、それが元で退職失敗になってしまうことがあるので、退職代行業者にとっては
電話に一切でてもらいたくないという話もある。)
しかし、これ以上、この職場に耐えられないし、うつ状態で精神科に行っているのである。
その責任はもちろん、派遣元も派遣先も取ってくれないし、向こうは被害者意識なのである。
おかしくないか!?
退職するのに、有給休暇が取得できた!
驚いたのはあれだけ、取ることができなかった有給休暇がすべて取得できたことである。
B社では具合が悪くて、仕事を休んだ時、後で有給休暇を申請することができなかったし、有給申請は10日前に行うことって決まりがあった。
シフトを組む仕事だったら、1か月前に休みを申請する職場もあるが、ここは普通のオフィスで、急用がある時や仕事が暇になったから、有給取るというのもできなかった。
しかし、モームリさんのおかげで、溜まっていた有給休暇を取得してから退職することができたのである。
この有給の分で依頼料の元が十分に取ることができた。
SRABAさんとモームリさんの対応の比較
こちらにそれぞれやり取りした時の画像を載せるが、SARABAさんには朝早くからご対応頂き、本当にありがたく思っているが、少し事務的な対応だと思う。
モームリさんは文面が多くて、「ご安心ください。」とか書いてきてくれていた。退職時に不安になっている依頼者の気持ちを配慮してくれている。料金もこちらの方が2,000円安いし、同じ24時間の対応であれば、モームリさんに依頼した方が良いのではないだろうか。
とはいえ、両社にはとてもお世話になった。改めて感謝申し上げる。

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