Yの退職代行体験記「SARABA」依頼(LINE画像あり)

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もう、仕事辞めたい(泣)

この派遣の仕事を始めて2週間経った。

入力中心の一般事務ということでこの仕事を始めたのであったが、電話の取次ぎが一日に10件程度あるとのことだった。

しかし、実際には受電がメインだった。代表電話状態だった。

職場で新しく入ってきた人がかかってくる電話はすべて対応するという暗黙のルールがあった。

試しに忙しい振りをして出ないでいたら、私より一か月先に入った派遣さんが電話をずっととっていた。

ゾッとした。

そういう文化なんだって。

私は少し耳が悪いから電話は上手にとれないし、一日10件くらいと聞いていた。

と職場に言ったところ、目に見えて社員の機嫌が悪くなるのが分かった。

結局、私が電話に出ることになったのだが、相手のことを聞き取れないことがあり、何度も名前や会社名を聞き返して迷惑をかけてしまった。

その職場は社員個人の携帯電話の支給がなく、スラック(チャット)もあるのに、なぜか電話で意思疎通をしていた。

社員と社員との電話で私が出て引継ぎをするのである。

アウトルックのスケジュールには入力せずに、ホワイトボードに会議の予定が書かれていて、席にいない人がかかってきたらそのボードで予定を確認して返事をするという、いわゆる古い体質の会社であった。

Teamsとか絶対つかわなさそう。

それ絶対、効率悪いって。

一日どれくらい受電しているのか、記録してみたら50件を超えていた。

記録を取るのは大事である。これが後に役にたった。

自分の仕事もしながらなので、この状態はかなりきつかった。

派遣元の営業に相談したけど・・・

営業さんには無理して電話に出なくてもいいと言われたが、メンタルが弱い私は日に日に辛さが増していった。

その営業さんは厳しい人で、雰囲気的に怖い感じの人だった。

彼もKPIとか追い詰められているのだろう。

そして、職場で電話がかかってくるだけでもビクつくようになった。

私は最初の契約は2か月間なので、それで辞めたいと営業に言った。

しかし、何でこんなことで辞めるのか?

理由がそれだけでは納得がいかない!

と言われ、30分くらいこんこんと説得が続いた。

腹痛で下痢が続いた。朝起きると吐き気と頭痛がした。

精神科に行った。鬱になった。体が鉛みたいで、息をするだけでも辛い。

月末で仕事を辞めさせてほしいと営業に言った。

営業は契約を守ってほしいと主張した。

仕事内容が違うからそちらの方も契約違反なのではないかと思うんだけどね。

契約を守れない私が悪いのだけど、派遣って奴隷みたいだね。

脱出不可能

ある日、仕事を休んでしまい、夕方、営業から携帯に電話があった。

「すみません、明日は行きます」と返事をした。

営業から電話がかかってくると、休んだ気がしない。

夜、明日は行けるだろうと思って午後10時くらいに寝た。

よく寝られなくて深夜2時過ぎに目が覚めた。

再度、寝られなくて、布団の中でスマホをいじる。

朝からの仕事のことを考える。

「やっぱり無理だ。仕事辞めたい!」

退職代行へ申し込む

ネットを調べたら退職代行が出てきた。

何件か業者があったが、退職代行「SARABA」に依頼することにした。

とりあえず、LINEをしたら、すぐに返事がきた。

365日、24時間営業はありがたかった。

早朝5時頃、クレジット払いでお金を振り込んだ。

「25,000円」(Yが申し込んだ時の料金、2022.3.21現在は2,4000円)

派遣をしてから、8万円くらいしか働いていないのに・・・(泣)

しかしやむを得ない。

もう、職場にも電話したくないし、怖い営業とも話をしたくない。

深夜、退職代行「SARABA」と契約を交わした私はまず、今日の朝から体調不良のため、退職する旨を派遣会社に伝えてほしいと依頼した。

派遣先は朝9時から始業なので、そのくらいの時間に派遣会社に電話して退職の意を伝えてほしいと依頼した。

その後、安心できたのか、2時間くらいウトウトと寝ることができた。

退職 代行 その日

SARABAから派遣会社に電話したところ、

私の退職の意はあくまでも私自身で言わないと、

本人確認がとれないから、受け付けられないと言われたそうである。

そう簡単には辞められないものである。

やっぱりね、会社からの連絡はきてしまうよ。それはしょうがない。

派遣会社から鬼電とショートメールがきたが、私は一切、無視した。

恐ろしくて対応できなかった。

営業がうちにまで来るのではないかと怯えた。

それでも、一応、派遣会社に退職の意は伝わったので、休もうと思ったが、やることがあった。

SARABAから「退職願」と「労働組合の加入届を兼ねた委任状」を書いて、速達書留で会社に送るように言われていたからである。

私は急いで手書きで、その書類を作成して、コンビニでコピーをして控を取り、郵便局から送付した。

この書類が契約ごとである退職においては一番大事なのである。

しかし、その書類が届くには速達でも翌日。

派遣会社からのショートメールでは、

退職代行から電話を受けたが、「本人ではないから、退職は受付られない」

と送られてきたし、

営業からも怒り💢の留守電が入っていた。

管理人Y

当時は本当におびえていました。こんなに怖がるなんて、普通の派遣会社ではないですよね。

注①退職届一式が会社に到着しないと、退職の意思表明とならないので、当日は休むかして、退職届一式が会社に到着してから、退職代行さんに退職の意を伝達する電話を入れてもらうといいですね。

注②本人確認がないと、勝手に電話して、本人が困ることもあり得るからだそうですが、だいたい本人がやめたいと言っているのに、辞められないというのが問題なんです。

どうしよう…。簡単には辞めさせてくれない

LINEでSARABAにこのことについて、相談してみた。

「応対したくなければ、しなくてもいい」と言われたので、無視した。

というか対応自体無理。

SARABAの方はあくまでも退職代行だけだから、退職の伝達をしてくれるが、会社からの攻撃まで守ることができない。

だったら、弁護士を雇うしかない。

確かに仕事投げ出す私が悪いし、派遣会社と派遣先に迷惑をかけて申し訳なく思っている。

でも、その時はもう駅まで行く元気もなかった。

動けなかった。情けなかった。

なんでこうなったんだろう。今回の仕事、引き受けなければ良かったんだ。

自分を責めた。寝込んだ。

生きた心地がしかなった。

なんでこうなってしまうんだろう。

退職代行 2日目以降

翌日になった。

おそらく本日の午前中に書類は着いたはず。

私は重度の鬱になり、家で休んでいた。


次の週に入って、営業からショートメールで退職を認めるから、契約期間を短縮する書類を書いてほしいと連絡がきた。

郵便物が自宅に届いた。

「雇用契約期間短縮に関する確認書」を書いて、返信用封筒で返送するようにとのことであった。

返信用封筒には切手が貼られていた。

私は速攻で書類に氏名と印鑑を押して郵便物ポストに入れた。

その後、何も連絡がなくなったので、無事、辞められたのであろう。

もうね、本当にね、ビビり屋だからしょうがないんだけど、その時は夜もあんまり寝られなかった。

派遣会社さん、ごめんなさい。

派遣先の会社のみなさん、ごめんなさい。

その後

このような形で仕事を辞めるのはかなり後味が悪い。

敗北感や罪悪感で自己肯定感がかなり落ち込む。

また、罪悪感というよりは人に悪く思われたくないだけなのかもしれない。

生活には不安があるが、当面、休もうと思った。

管理人Y

最初、「退職代行業者」なんて誰が使うんだろうと正直思っていました。その気持ちは自分がそうなってみないと分かりません。まさに地獄に仏でした。

退職代行「SARABA」

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この記事を書いた人

退職代行業者の利用経験あり。派遣社員という弱者の目線から雇用問題を提起する。2児のシングルマザー。政治学修士。シンクタンク、国立の研究所にて勤務経験あり。現在は通訳・翻訳がメイン。HSP、ADHD気質。英会話・スペイン語可。中国語・韓国語少々。南極大陸を除いて世界中にチャット友達がいる。その友達に外国に退職代行ってあるか聞いたら、なかった。退職代行は日本オリジナルのようである。

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